【聖書のおはなし】魚にのみこまれたヨナのおはなし

こんにちは。

ブログを訪れていただき、ありがとうございます。

ケンブリッジで就学前のお子様の遊び場を提供し、

子育てする保護者の出会いの場を提供している

コーヒーモーニングのお手伝いをしているNorikoです。

 

今回は、11月14日のコーヒーモーニングで紹介された

聖書の絵本の内容について少しだけおはなしします。

 

 

今回は旧約聖書の『ヨナ書』の中のおはなしです。

 

 

ニネべという土地はアッシリアで一番大きな街。

その土地からヨナが住むイスラエルは何度か攻められて、

敵対していました。

 

ある日、預言者の一人であるヨナは神様からこういわれました。

「ニネべに行って、悪いことをやめないと、

裁きを受けることになると伝えてきなさい」

と。

 

しかし、ヨナは

「あれだけ悪いことをしたんだから、

神様から裁かれるのは当たり前だ」

と、神様の言うことを聞かずに、

ニネべとは逆の方向に行く船に乗り込みました。

神様の言うことを聞かず違う方向に行くヨナ

船が出港してしばらくすると、

穏やかな海が急に大荒れになりました。

船員たちは大慌て。

 

ヨナは

「これは私が神様の言いつけに逆らったからです。

私を海に放り込んでください」

と言いました。

 

ヨナは海に放り込まれ、どんどんと沈んでいきます。

 

そこに大きな魚が現れ、そのヨナをパクッと飲み込みました。

大きな魚に飲み込まれるヨナ

ヨナは魚のお腹の中で祈りました。

「神様どうかお助けください。何でもしますから。。。」

 

すると、魚は浜辺にヨナを吐き出しました。

 

 

今度はヨナは神様の言われた通り

ニネべに行き、そこの人々に

「もう悪いことをするのはやめて、

神様に悔い改めなさい」

と言い歩き周りました。

 

ニネべの人たちはヨナの言った通り、

神様に悔い改めました。

それをみた神様はニネべの人々を許しました。

 

 

ヨナはニネべの小さな小屋の中で機嫌悪そうにしていました。

それをみて神様はその理由を尋ねました。

「神様はどうしてあんなに悪いことをしたニネべの人々を許したのですか?」

と、そのことに腹をたてていました。

そして、「この小屋は暑すぎる」ともらしました。

 

それを聞いた神様は唐ゴマの種を植え、

葉が生い茂って影で少し涼しくなり、

ヨナは気持ちよくなりました。

唐胡麻の葉っぱに包まれ涼しくなった小屋

しかしそのあと、神様は虫をこの葉に一匹おくりました。

すると、この虫は葉を食べつくし、

せっかく涼しくなった小屋はまた元の暑い小屋にもどりました。

 

そして、神様はこういいました。

「あなたは自分で育てもしなかったこの木が

枯れてしまったからと言って怒っているのか?

私は悪いことばかりして、右も左もわからないニネべの人たちを

あなたと同じように愛しているのだよ」

 

 

 

。。。というおはなしです。

 

 

このおはなしは、ほとんどのイギリスの小学校でも

教えてもらうおはなしです。

 

悪いことをしてしまっても

「ごめんなさい」

と素直に認めることって難しいですが、

大切ですよね。

 

そのように感じたおはなしでした。

前回の記事でも載せましたが、

きれいなイラストで

子どもたちもくぎ付けです。

クジラに食べられる部分でのAくん

 

次回のコーヒーモーニングは

11月28日の月曜日です。

どんなおはなしかな。

 

楽しみです。